子犬を大人、子供、先住ペットに初めて対面させる方法

初めての対面に怖気づく若い子犬もいます。一度嫌な経験をすると、悪影響が長引く場合があります。そのため、いかに慎重に新しい体験をさせられるかを(飼い主自身が)学ぶことが重要です。

Sleeping Labrador Retriever puppy being passed to a young girl
English Cocker Spaniel puppy playing indoors next to a window with owner

子犬は、あなたや他の家族に対しては安心していたとしても、他の新しい人々に不安を感じるかもしれません。人への紹介を問題なく行えるようにするための重要なヒントを次に示します。

訪問者数を少なくする

最初の数日間は子犬が疲れてしまわないように訪問者をできるだけ少なくしてください。

段階的に紹介する

一度にたくさんの人に会わせると子犬は怖がるので、個別に慣らす機会を与えてください。

冷静に話す

初めて子犬に人を会わせるときは、落ち着いて穏やかなトーンで話しかけ、優しい動きをするようその人たちにお願いしてください。

子犬から行動させてあげましょう

急に近づいたり人から人へと手渡されるとおびえてしまうことがあります。静かに座って、子犬が近づいて来るのを待つよう全員に伝えるのが一番良いでしょう。

ゆっくりいきましょう

家族全員に慣れるまで時間を十分とりましょう。家の外で知らない人に会ったときに、今のポジティブな経験が助けとなります。

ボディー ランゲージを見る

子犬の不安そうな兆候を探してください。たとえば、アイ コンタクトを避ける、尾を低く下げたままにするなどです。この兆候が見られたときには、部屋から出して、一匹だけで静かな時間を過ごせるようにしてください。

子犬を手に入れた子供は当然興奮するでしょう。しかし、子犬とのふれあい方ついて準備させておくことが大事です。また、子犬の成長、安全、および幸せにおいての子供の役割についても理解できているか確認しておきましょう。

Brown Labrador Retriever puppy being introduced to children by new owner
German Pinscher puppy standing outside with two children

子供がいない家庭でも、子供に会う経験をさせておくと良いでしょう。そうしないと、成犬になってから、周りに子供がいることに不安を感じる場合があります。注意すべき点をいくつか挙げます。

子供に静かに座るように言う

子犬を驚かせたり怖がらせたりしないように、じっと座って子犬が来るのを待つよう子どもたちに教えます。

慎重な扱いを教える

子犬をなで、おなかとお尻を持って抱っこするやり方を子供に見せます。ただし、生まれて間もない段階で子供に子犬を抱っこさせるのはよくありません。抱っこするときは、子犬を過度に抱き締めたり騒ぎ立てたりしないようにしてください。

睡眠中および食事中は静かに

噛まれたり引っ掻かれたりしないように、子どもたちには、食べたり寝たりしている間は子犬をそっとしておくように教える必要があります。

からかったり興奮させないこと

子供がおもちゃや食べ物で子犬をからかうことのないようにしましょう。また、子猫には落ち着いて接し、おもちゃのように扱ってはいけないことを理解させる必要があります。

常に見守りましょう

子犬と子供だけにならないようにしましょう。子供と子犬が一緒に遊ぶ時は、必ず大人が付き添うようにしてください。

ペットは非常に縄張り意識が強い場合があるため、新しい子犬を他のペットに紹介する際はゆっくりと慎重に行うことが重要です。重要ポイントは下記のとおりです。

American Cocker Spaniel puppies standing outdoors next to a tree

紹介チェックリスト

子犬を家に連れてくる前に、既存のペットの匂いがついた毛布を子犬に与え、既存のペットにも子犬の毛布を与えておくとよいでしょう。これにより、お互いが会うときに馴染みのある匂いを嗅ぐことができます。

他の犬に合わせる前に、子犬にワクチン接種を行うようにしてください。

新しい子犬を他のペットに合わせる際は、お互いに脅威を感じないように、庭や公園などの中立な場所で1対1で会わせるとよいでしょう。どちらもリードにつなぎ、周囲を嗅ぎ回る時間を十分に与え、お互いに慣れさせます。

期待した反応が得られなくても、他のペットを叱らないようにしましょう。動物は調和して暮らすために独自のルールとヒエラルキーを確立する必要がありますが、通常は年長のペットがリーダーとなります。

子犬に疲れたときや怖くなったときに逃げる場所を提供します。

子犬を他のペットと一緒に放置しないでください。

各ペットには、邪魔されずに休んだり食べたりすることができる自分のテリトリーが必要です。そのため、それぞれのペットにそれぞれのベッドとご飯エリアを用意しましょう。特に猫には、子犬が来ることのない静かな場所が必要になります。

子犬が来て最初の数日および数週間

新しい家で過ごす最初の数日間および数週間は、子犬にとって先住ペットと仲良くなるのに大変重要な期間です。子犬を新しく迎えたことによる混乱を少なくするために、子犬が新しい環境に落ち着いて、習慣的な行動がきるようにしましょう。

最初の数日と数週間
Cocker Spaniel puppy standing in black and white on a white background