子犬の主な栄養素

炭水化物

「炭水化物」には、主に糖分、食物繊維、澱粉が含まれます。犬や猫の身体機能を高める上で、炭水化物は重要な役割を果たします。ロイヤルカナン製品に使用されている砂糖とでんぷんは、子犬の成長に消化しやすいタイプの有効なエネルギーです。

食物繊維

食物繊維は、ペクチン、セルロース、リグニンなどの炭水化物様物質に含まれています。食物繊維の供給源は、全粒シリアル、根菜、果物、ゲル化剤などです。子犬の食事に限定的に含まれる食物繊維は、下痢や便秘などの胃腸の問題を防ぐのに役立ちます。

脂質

食物性脂肪は、バランスのとれた食事で最も濃縮されたエネルギー源で、子犬用フードにおいしさと食感を与えます。脂質(脂肪分とも呼ばれます)はエネルギーを与えるだけでなく、体の機能に必要な必須脂肪酸を与え、被毛の質と健康な神経系にもプラスの効果をもたらします。

タンパク質

タンパク質は、組織、筋肉、および骨格を形成および新生し、健康な子犬の発達に重要な役割を果たします。人間と動物の両方の食物連鎖にとって貴重な微量栄養素であるタンパク質は、できるだけ効率的に使用する必要があります。タンパク質は、数百(または数千)のアミノ酸の鎖から構成されています。

タンパク質には20個のアミノ酸があり、2つの異なる種類(必須アミノ酸と非必須アミノ酸)に分類されます。子犬は体内で健康な機能と発達に十分な量の必須アミノ酸を作ることができないため、食事に含まれていなければなりません。非必須アミノ酸は、食事に含まれる過剰な必須アミノ酸から派生する可能性があります。しかし依然として健康な機能には不可欠であり、栄養バランスのとれた食事に含まれている必要があります。

ミネラル

健康な発育には2種類のミネラルが必要です。カルシウム、リン、カリウムなどのマクロ要素は、健全な骨の発達、神経インパルスの伝達、筋肉代謝など、子犬の体内における多くの重要な機能を助けています。鉄、銅、マンガンなどの微量ミネラルは、特に健康な皮膚、骨、血液、被毛に関与しています。

ビタミン

次に示す幅広い生物学的機能および発達機能にはビタミンが必要です。

• 免疫機能と認知機能
• 細胞の機能と修復
• 炎症の抑制
• 脂肪の代謝
• 血液の凝固
  脳の機能と肝機能

ビタミンには水溶性および脂溶性の2種類があります。子犬はビタミンB、特にチアミンとリボフラビンなどの水溶性ビタミンを体内に蓄えにくいため、これらのビタミンを毎日の食事からとることが大事です。