メス猫の避妊手術はいつ行うべきですか?

2018/10/02
避妊手術は安全かつ一般的で、多くの飼い主が愛猫に施すことを選択する処置です。本ガイドでは、避妊手術とはどのようなもので、どのような効果や影響があるのかについて簡単にご紹介します。
Young cat lying down on an examination table being checked over by a vet.

愛猫に避妊手術を施すというのは、重大な決断です。

避妊手術とは何ですか?

避妊手術とは、メス猫が妊娠できないようにするための処置です。オス猫の場合にはこの処置は去勢と呼ばれます。

避妊手術ではどのようなことを行うのですか?

避妊手術は、獣医師によって施行される手術です。この手術はメス猫が排卵しないようにすることで、オス猫と生殖行為を行っても卵子が受精できないようにするとともに、オス猫を引き付ける性ホルモンの分泌を停止させます。

避妊手術はいつ施せばいいのですか?

メスかオスかに関わらず、避妊・去勢手術は思春期頃に施すのが一般的です。メス猫の場合、思春期は生後6~7か月ですが、生後3か月でも安全に施行することができます。メス猫は、生後6か月になると最初の発情期を迎えることが多く、頻繁に鳴いたり、あなたの脚や家具に体をこすりつけたり、背中を触られるたびに交尾の姿勢を取ったりするようになります。

避妊手術は施行しなければならないのですか?

愛猫に避妊手術を施すか、それとも将来的に子猫を生ませるかを決定するのは、飼い主であるあなたです。ただ、避妊手術には数々のメリットがあり、中でも最も重要なのはメス猫の寿命を著しく延ばすことができるということです。

避妊によるその他のメリットには次のようなものがあります。

  • 望まない妊娠を防ぐ
  • 他の猫とケンカする可能性が低くなる
  • 性感染症が拡散する可能性が低くなる
  • 望まない妊娠による野良猫の数を抑える
  • 飼い主にとって悩みの種となり得る発情行動を抑える

避妊手術は愛猫の食事にどのような影響を及ぼしますか?

避妊手術を施した直後から、摂食行動を含め、愛猫の行動に変化が現れることに気が付くでしょう。愛猫の実際のエネルギー消費量は30%低下しますが、食欲は20~25%増加します。これは、あなたの愛猫が食べ過ぎになりやすく、余分なエネルギーが脂肪として蓄積されることを意味しています。子猫の時に避妊手術を施すことにした場合は、不必要に体重を増加させることなく成長期にある愛猫の成長をサポートするようなフードを給与する必要があります。このような場合、避妊手術を受けた子猫用に調整された特定のフードを与えるのが最良の方法のひとつです。

避妊・去勢後は太りやすくなる

避妊・去勢後は、ホルモンバランスが変化し、毎日必要なエネルギーが下がるため減少するとともに、食欲が旺盛になるため太りやすくなります。そのため、術後の食事量は約10-30%食事量を減らして適切な体重を維持するようにしてください。子猫の適切な体重や、手術を考慮して食事量をどのように調節するのか、かかりつけの獣医師に相談することが重要です 。

避妊・去勢後、数週間でホルモンバランスや代謝に変化が現れ、太りやすくなります。毎日必要なエネルギー量は減る一方で食欲が増えるため、必要以上に食べてしまう傾向があるからです。フードの種類や量に気をつけることで解決できますので、食事の管理をきちんと行うようにしましょう。

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