毎日~週数回
ブラッシング
ショートヘアー:週1回はブラッシングしてあげましょう。柔らかいブラシを使い、被毛を傷つけないようにしましょう。
ミディアム / ロングヘアー: 毎日こまめにブラッシングして、毛の絡みや汚れがつくのを防ぎましょう。目の粗い金属製のくしがおすすめですが、くしはブラシより深く被毛に入り、皮膚を傷つける恐れがあるため丁寧に行いましょう。
時々必要
爪のケア
猫は本来、自分の縄張りを示すためにひっかき傷を残します。ひっかき傷を防ぐためには、こまめに爪を切ってあげる必要があります。爪切りは正しく行えば痛みはありませんが、猫が嫌がる場合もあります。早い時期から爪切りに慣れさせましょう。爪切りはギロチン型がおすすめです。ただし、必ず獣医師の指導のもとに行いましょう。
- 人も猫も楽な姿勢で行う:子猫を膝の上に置き、ふとももの間で支えるようにしましょう。爪切りの合間にはおなかをなでて、子猫を安心させてあげましょう。
- 血管から十分に離して切る:爪の付け根にあるピンク色の血管部分から十分に離して、爪の先端の白い部分を切り取ります。血管部分を切り取ると、痛みや出血の原因になりますので注意しましょう。一気に行わず、少しずつゆっくりと切っていきましょう。
- 不安な時は獣医師に相談する:正しく行うために、どの部分をカットしたら良いのかなど爪切りを始める前にかかりつけの獣医師に教えてもらいましょう。
子猫の爪から健康状態を見ることもできます。爪が硬すぎたり柔らかすぎたりする場合は、栄養不良や細菌感染の可能性もあるので、もし当てはまった場合にはかかりつけの獣医師に相談しましょう。
顔のケア
- 目:一部の猫には、涙やけによって目の下に跡が残ることがあります。目薬に浸した医療用ガーゼを使い、目頭から目尻に向かって拭き取って、きれいにしてあげましょう。
- 鼻:健康な子猫の鼻は常に湿っていてきれいです。鼻水が出ていたり汚れがついていたりしたら、ぬるま湯に浸したガーゼやティッシュで拭き取ってあげましょう。
- 耳:汚れていたら、ぬるま湯や猫用イヤークリーナーに浸した後に絞ったガーゼかティッシュで、目に見える範囲の汚れを拭きましょう。あまりにも汚れていたり、耳の奥の掃除が必要だったりする場合には、かかりつけの獣医師に相談しましょう。
口のケア
子猫の乳歯は2~6週齢で生え始めます。口の中の健康状態が悪いと、歯肉の炎症を起こし歯が抜けたり、口臭がひどくなったりするため、口の中を清潔に保ってあげましょう。
- 歯磨き:子猫を歯磨きに慣れさせるために、幼い時期から始め、習慣的に続けましょう。口の中に手を入れても嫌がらないようにするためには、子猫のころから根気よく続けることが大切です。猫専用の歯ブラシと歯磨きを使いましょう。ブラシを嫌がる場合は、指先にガーゼを巻いてこすっても良いでしょう。どうしても歯磨きを嫌がる場合は、猫用のデンタルガムを 噛ませるだけでも効果があります。
- 歯石の蓄積を防ぐ:噛むことで歯垢の蓄積を防ぎ、歯石形成を防ぐドライフードを選びましょう。
猫にあったペースで
毎日のお手入れをしてあげることは、愛猫との絆を築く素晴らしいコミュニケーションです。また、猫の皮膚、目、耳、歯、被毛の状態を知ることにも役立ち、異常がある時に気付くことができます。突発的な変化や異常に気づいた場合には、獣医師に相談しましょう。